東大病院老年病科の秋下雅弘教授の最終講義に参加

このたび、東大病院老年病科の秋下雅弘教授が栄転により東京大学をご退職される運びとなり、2024年3月11日の最終講義にご招待いただきました。長年にわたり東京大学のみならず世界的に第一線で活躍されてきた秋下教授の集大成ともいえる講義を拝聴する貴重な機会となりました。

最終講義は東京大学の講義室にて厳かに、かつ温かい雰囲気の中で行われました。秋下教授の長年の研究成果や、教育・指導にかけた想いが随所に感じられる講義で、聴講した多くの方々が深く感銘を受けていました。 講義では、『高齢者は多様であり、一般成人への医学・医療とはゴールが違う。高齢化のトップランナーの国としての自覚を持ち、医学に関わる方々へ老年医学の基本を知って携わってほしい。』という今後の日本の医学への想いと、今後の老年医学の展開を語っていただきました。

講義の終盤には、秋下教授のこれまでのご貢献を称え、東大内外の教授や世界的な学者、官僚に至るまで幅広い分野でご活躍の方々から感謝の言葉が贈られました。 栄転先での更なるご活躍を心よりお祈りしつつ、秋下教授がこれからも学問の発展に大きく貢献されることを確信しております。

東京大学講義室にて最終講義「その先の老年医学へ」を行う秋下教授

東大病院老年病科 秋下雅弘教授、引地恵子理事長(東大病院 届出研究員)
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